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2023/03/05

技術書の読書術を読んだ

  • #読書感想

目次

技術書の読書術という、技術書をどう読むかの技術について書かれている本を見つけ、こういうメタ的な本は大好きなので読んでみた。

増井敏克さんとイプシロンさんの共著で、技術書の選び方や読み方、情報発信の仕方について書かれている。
読書術とは言いつつも、選び方や情報発信の仕方まで書かれているのは珍しいと感じた。

以下、この本を読んで印象に残ったところを記載していく。

印象に残ったところ

読書にサンクコストの考えを取り入れる

読書にはサンクコストの考えが重要。
せっかく買ったからと言って、合わない本に時間をかけてもしょうがない。
数年後、自分に合う本になった時に読めば良い。

同じ本を何度も読む

技術書を読む場合、1週目はざっと概要を理解するように読み、2度目は手を動かしながら読む。
3度目は要点をノートにまとめながら読むと理解が深まる。

時間制限読書法

90分など時間を区切って、本を読み切る方法。
要点を絞って、大切な部分にフォーカスして読むことを意識して、時間内に読み切ることが目的。 限られた時間なので集中して読書を行いやすく、悪書の読破に時間をかけすぎてしまうといったリスクも軽減できる所がメリット。

一点突破読書法

特定の分野の本を複数揃えて、集中的に読書する方法。
特定の分野に関して深い知識を短時間で得られるので、得意分野となる。
最低でも20冊、可能であれば入手できる全ての書籍を国内外問わず選び読み進める。 3年単位で成果を出すことを目標とした読書法

とりあえずアウトプットする

とりあえずアウトプットしようという意識を持つと、不足している部分や学びたい部分が見えてくる。
他の人からのフィードバックも貰える。
常にアウトプットするだけでなく外部との交流の機会を持ち、インプットとアウトプットのバランスを保つことが重要。

感想

技術書の読み方についての本ではあるが、紹介されている内容は技術書以外にも役に立つ内容かなと思った。 特に印象に残ったのは一点突破読書法。
本書でも書かれていたが、時間制限読書法と相性の良い読書法だと思うので、今後学びたい分野についてはこの方法で読んでみようと思う。

総じて自然と読書への向き合い方を考えさせてくれて、どんどん本を読んでいく気にさせてくれる本だと感じた。
とりあえずアウトプットもっとちゃんとするのと、読書記録をもっときちんとつけようと思った。

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