2019/05/26
GatsbyでGistのコードを読み込む
何をしたか
Gistに書いているコードをGatsbyで読み込みを行うように変更しました。
記事内でソースコードを記載する場合、今までmarkdown内にソースコードを書いていました。 そのままだとソースコードの変更があった場合に変更が面倒なので、Gistにコードを移したという経緯です。
Gistの読み込み、一から作るとなると中々骨の折れる作業かなと思っていましたが、プラグインがあるため簡単でした。 今回は
- プラグインのインストール及び設定方法。
- プラグインの使い方
などを書いていきます。
インストールと設定
gatsby-remark-embed-gistというプラグインを使います。 以下のコマンドで導入しましょう。
yarn add gatsby-remark-embed-gist
インストール出来たら、gatsby-config.jsに追記します。
{
resolve: "gatsby-transformer-remark",
options: {
plugins: [
{
resolve: "gatsby-remark-embed-gist",
options: {
username: 'weirdpattern',
includeDefaultCss: true
}
}
]
}
}
username
にはGistのアカウント名を記載します。
includeDefaultCss
はGistのCSSを有効にするかの設定です。
使い方
以下のように記載することで、Gistに書いたソースコードが展開出来ます。
`gist:[<username>/]<gist_id>[?file=<gist_file>&highlights=<number|ranges>]`
例えば、以下を読み込む場合
https://gist.github.com/NakanoMakoto/d65c753d56fbb68df93789273b3b79ff
埋め込みしたいmarkdown内で以下のように記載すると展開出来ます。
`gist:NakanoMakoto/d65c753d56fbb68df93789273b3b79ff?file=main.ts&highlights=8`
file
には読み込みしたいファイル名を
highlights
にはハイライトしたい行数を指定します。
highlights
の値は1,3
のようにカンマ区切りで指定でき、この場合1行目と3行目がハイライトされます。
また、1-3
のようにも指定でき、この場合は1行目から3行目までがハイライトされます。
試しに以下のように記載してみましょう
gist:NakanoMakoto/d65c753d56fbb68df93789273b3b79ff?file=main.ts&highlights=1,3,5-7
ソースコードが以下のように展開されます。
import Vue from 'vue'; | |
import App from './App.vue'; | |
import router from './router'; | |
Vue.config.productionTip = false; | |
new Vue({ | |
router, | |
render: h => h(App), | |
}).$mount('#app'); |
1行目と3行目、5行目から7行目がハイライトされていますね。
注意事項
gatsby-remark-prismjs
と併用する場合、注意が必要です。
gatsby-config.jsではgatsby-remark-prismjs
より上にgatsby-remark-embed-gist
の設定を記載してください。
競合が起きて上手く動かなくなると公式からアナウンスされています。
まとめ
今回の記事のまとめとしては以下です。
- yarn add gatsby-remark-embed-gistでインストール
- gatsby-configに設定を記載
- fileにはファイル名を記載
- highlightsではハイライトしたい行を設定できる。複数行も可
Gistを使うとソースコードの変更履歴も管理できるので、非常に運用が楽になると思いました。
これからも技術系の記事を書く場合は積極的に利用していきたいと思います!